オラ、世界一周しているほしけんです。
今回はアルゼンチンの通貨であるアルゼンチンペソの両替について紹介したいと思います。
アルゼンチンペソを入手する方法は、両替、キャッシング、クレカ決済がありますが、オススメはクレカ決済で、次にキャッシングでしょう。最後に両替(100ドル札を除く)でした。
【ブルーレート】アルゼンチンペソ事情とカンビオさんと両替
アルゼンチンペソ事情について。
まず大前提として、アルゼンチンペソは世界でも暴落している通貨の1つです。
上の画像からもわかるよ降り、10年前よりも1/100以下になっています。簡単に言えば、100万円の貯金が10年で(対ドルに対して)1万円にまで目減りしたことになります。
ほかに下落している通貨はトルコリラ、日本円などが挙げられます。ここ数年円安って言葉を聞いたかもしれませんが、こういうことです。さすがにアルゼンチンペソほどではありませんが。
そのため、国民はドルやユーロを求めています。何といっても自国通貨よりも安定しているし、自国通貨がより目減りする可能性が高いと思っていますからね。
その結果、需要と供給のバランスが需要側に傾き、レートが2つになっているのです。
・公式レート
・ブルーレート(闇レート)
ブルーレートというのは闇レートのことで、アルゼンチンペソなんて持ってられるか!多少今のレートよりも悪くても、ドルやユーロのほうが欲しい!ってことで、公式レートよりも旅行者目線で言えばレートがいいのがブルーレートになります。
例えれば、公式レートの場合、1ドル=860アルゼンチンペソに対し、ブルーレートは960ペソという感じです。
つまり、旅行者はドルやユーロをもって両替すれば、10%程度の利益が得られる(10%分、物が多く買える)ということです。
公定為替レートの切り下げにより、ペソは発表前の1ドルあたり約391ペソから800ペソとなる。
非公式通貨市場で米ドルの需要が高まり、ペソは公式レートよりもはるかに低いレートで取引されるようになっていた。
アルゼンチン、通貨ペソを大幅切り下げ 「経済のショック療法」と新大統領 – BBCニュース
以前は「公式レート×2≒ブルーレート」だったようですが、現在は切り下げに伴い、そこまでの差はありません。上でも書いたように10%程度です。
レートは常に変わっているので、このサイト(Dólar hoy, Cotización del dólar, precio del dólar | Dolarhoy.com)を参照に(OFFICIAL:公式レート、BLUE:ブルーレート、Compra:ドル→ペソの両替)
大量のアルゼンチンペソ問題。
執筆時現在、アルゼンチンペソの最高額は2000ペソ。日本円で大体360円くらい。上の画像は1000ペソなので、180円くらい。しかも縦型と横型の2種類ある。
つまり、1万円分アルゼンチンペソの場合、約30枚の2000ペソとなります。
また、両替やキャッシングなど1000ペソや500ペソを受け取ることもあります。となると、結構な枚数になるわけです。
自分はのちに出てくるカンビオさんで50ドル(7500円)を両替しましたが、500ペソを96枚受け取りました。100ドルであればこれの2倍以上!!の厚みになります。
こうなると数えるのが大変なので、機械で数えることになります。管理も大変です。
【レアルがベストかも?】ユーロも場所によっては悪くないので、持っていくべし。
この話は基本的にドルの話ですが、ではユーロはどうなのでしょうか。
答えは『ドルよりも悪いこともあるが、ドル並みのレートの良い時がある』です。
基本的にはドルがメインですが、ユーロも扱っています。で、ユーロはドルほどは人気はないので、ドルよりもレートが悪いってこともあります。
がしかし、お店によってはドル並み、いや、ドル以上のレートの良さの時があるのがユーロなのです。
ドルとユーロが一番いいのかと思いきや、意外とブラジル・レアルがいいかもしれません。
ブラジルからアルゼンチンに行く場合は、多めにキャッシングするのがいいかも。
しかも、レアルって最高紙幣200レアルなんです。これざっくり6000円。50ドル以下なので、使い勝手も良さそう。
【参考】
・プエルトイグアスのスーパー:200ペソ
街での現金両替について比較
続いて、街での両替について比較していきます。
ブルーレートでの両替は100ドル札であればオススメ。
1.『お店で利用>カンビオ(ホテル)>両替所>銀行』の順でレートがいいです。※本記事では、旅行時のレートである、1ドル860ペソとして考えていきます。こちらの調査については後日別記事で。
2.ドルやユーロ紙幣を両替するとき、100ドル札>50、20、10ドル札でレートが異なります。小額紙幣だと両替を受け付けないこともあります。
公定レートでの両替はウエスタンユニオンや銀行で取引ができます。が別に旅行者にとってあまりメリットはないので省略(メリットは正規店なので偽札や騙すというのがないだろうということ)
続いて、街の両替所。こちらは公定レートよりは良いレートです。大体900ペソでした。
最後に、カンビオさん(これは勝手に読んでいるだけです)が一番レートがいい。
大体960ペソ(小額紙幣は930とか)で、大体+13%くらいレートがいいです。
ただし、レートは良いですが、偽札や変なところに連れてかれるなどのリスクは高いことは理解しておきましょう。
あと、別枠で店舗利用というものがあります。店舗では独自レートでドル払いなどを受け付けています。この場合、基本的にレートがすごくいいです。
このレートだと+25%くらいなので、買い物的に言えば、全商品25%オフという考え方もできてしまいます。ほしいものがあれば、、、の話ですが。
別では、バスのチケットなどがドル払いOKでした。例えば、エルカラファテ空港からエルチャンテンという街までのバスは24000ペソでしたが、25ドルでもOKということでした。
計算すれば、960ペソですからいいでしょう。
ただし、デメリットはすべての店がドル払いなどを受け付けているわけではないことです。
また、ホテルなどでも両替をしていることがあります。この画像はパタゴニアのエルチャンテンという街のホテル。
1000ペソで両替を受け付けていました。
ブエノスアイレスの闇両替はフロリダ通りで、カンビオさんと。
カンビオさんはフロリダ通りにいます。カンビオさんってさっきからなに?と思ったかもしれませんが、彼らがカンビオ、カンビオって言っているからです。おそらく両替的な意味でしょうが、旅行者に通じるんだろうか。。。
カンビオさんには主に2種類います(と思っています)。
1.立ちんぼカンビオさん
2.店舗型カンビオさん
※別に怪しいお店の紹介ではないので注意!呼び方が似ているけども。。
1の立ちんぼカンビオさんは、道で両替を行っている人たちを指します。大体がこの人たちです。
自分はこの人たちと両替をしませんでしたが、おそらく両替するとなると別の場所に連れてかれ、お金を受け取ることになるでしょう。
彼らは大元から手数料を受け取って利益を上げると自分は推測します。
この点、変なところに連れてかれないかなど注意が必要です。
2の店舗型カンビオさんは、文字通りお店で取引を行っており、お土産屋さんなどと兼用しています。
自分はこのタイプを利用しましたが、おそらくレートは立ちんぼカンビオさんよりもいいでしょう。
理由として立ちんぼカンビオさんに対して手数料を払うのに対して、店舗型カンビオさんは自分(店員)が客寄せとお店の店員をしているので、経費が追加でかかりません。
そのため、その分いいレートになると思っています。複数人に聞いてみましたが、たまーにいいレートの立ちんぼカンビオさんもいましたが、店舗型カンビオさんのほうが良かったです。
また、店舗型カンビオさんは、中で現金を機械で数えてくれるので、変な場所に連れてかれるリスクはないでしょう。ただし、外に出るときはお金を両替したやつ=お金持っている奴なので、襲われないように。。。
自分が利用した店舗型カンビオさんと両替時の対策。
利用した店舗型カンビオさんはここでした。自分の時は偽札はなかったです。店員もいつもありがとねーと言っていました。
両替するときの注意点として、自分が考えた取引方法を紹介します。
- 両替したい金額を伝える。
- スマホなどでレートを確認し、いくらもらえるのか確認する。
- ペソを機械で数えてもらう。
- ”自分で”ペソを機械から受け取り、偽札っぽくないか見て、再度数える。
- 自分が紙幣を渡す。
この方法として、数え終わったあと、しれっと手品のように抜き取ることも可能です。彼らはうまいですからね。なので、機械で数え終わったら、自分で取ること!
そうすれば、抜き取られる心配はありません。で、納得いけば、相手にドル紙幣を渡せばいいのです。
もし、相手の手に渡ってしまったら、もう一回数えて!といえばいいこと。ただそれだけです。
逆に言えば、枚数が多く手で数えるというのが難しいからこそやれる方法です。
まとめ
ということで、アルゼンチンペソについての基本情報とカンビオさんとの両替についてでした。
基本的には、店舗で利用できれば一番ベストです。
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