【無料でいく】負の世界遺産「アウシュビッツ・ビルケナウ収容所」は今でも重い世界だった。

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ポーランド

ハロー、世界一周しているほしけんです。

ポーランドのクラコフに来ました。クラコフというと自分が人生で行ってみたかった場所です。というのも、クラコフの近くの町にはアウシュビッツ・ビルケナウ収容所(以後アウシュビッツ)があるからです。

おそらく歴史の教科書で呼んだことがあるでしょう。第2次世界大戦時のナチスにより多くのユダヤ人が迫害されたことを。

アウシュビッツはその収容所の1つになります。

ということで、アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の行き方と観光を紹介します。

アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の行き方と実際に行ってきた。

アウシュビッツ・ビルケナウ収容所はクラコフから70kmで、時間にして1時間です。日帰りの観光が可能です。

イメージ的にはドイツに収容所があると思われがちですが、実はポーランドにあるんですね。その理由は後程解説します。

【バス】アウシュビッツ・ビルケナウ収容所の行き方

アウシュビッツに行くには、クラコフ駅に隣接するバスターミナル(1階)からバスに乗っていきます。

バスの予約は不要で、行き先はオシフィエンチムのバスに乗ります。また、このバスはアウシュビッツに直接行きます。

料金は20ズロチ(760円)です。車内でチケットを購入します(カードOK)

オシフィエンチムというのはポーランド語での町の呼び方で、アウシュビッツはドイツ語での呼び方になります。

出発から大体1.5時間くらいでアウシュビッツに到着します。自分の場合12.5時頃にバスターミナルに行き、来たバスに乗り、14時ごろに到着しました。

アウシュビッツ収容所のチケットは無料

Select the type of the visit – Państwowe Muzeum Auschwitz-Birkenau

アウシュビッツのチケットは無料です。が、ガイドが必要な場合は事前予約が必要ですし、有料です。

また、無料の場合、入場できる時間が限られます。自分がアウシュビッツに行ったときは10月ですが、15時から入れる形になります。

確か、チケットを手に入れるのにパスポートが必要だったと思いますので、お忘れなく。

有名な電車の線路は別のところ

アウシュビッツというと門のところから伸びる線路が有名ですが、こちらは少し離れた別施設になります。

こちらに関しても、アウシュビッツに入るチケットで入れますし、アウシュビッツからバスが無料で出ています。

自分はアウシュビッツ→駅という順で周りました。

想像以上に重々しい世界。

アウシュビッツはとても広く、どの建物に何があるのかがわかりにくいです。

しかし全部回ろうとすると、無料のチケットの場合かなり時間が厳しいことは理解しておきましょう。自分は全部回りましたが、結構駆け足でした。

全体図を見て、事前に計画しておきましょう。

アウシュビッツの中はいたって普通の街並みに感じます。

これはどういうことかというと、周囲の住民から怪しまれないためなんだそうです。いたって普通の町と思わせて、残酷なことをしていたということですね。

最初にアウシュビッツとして有名な「働けば報われる」のゲート。背景に隠れて見えませんが。。。

アウシュビッツにはヨーロッパの様々な地域から連れてこられました。特にポーランド周辺国にユダヤ人が多かったと書いてあった気がします。

その理由として、ヨーロッパはキリスト教の国がほとんどです。で、ユダヤ人はユダヤ教。

シャイロックの高利貸しというシェークスピアの本がありますが、ユダヤ人は意味嫌われるのです。

しかし、ポーランドなどはキリスト教でも、比較的寛容だったため、多くのユダヤ人が住んでいたということです。

ポーランド北にあるリトアニアという国にも多くのユダヤ人がいて、日本大使館で働いていた杉原千畝さんにビザ発給をお願い。杉原さんは6000人以上のユダヤ人をビザを発行し救います。

建物内には多くの靴、眼鏡、食器、衣類、髪の毛といったものが敷き詰められています。

これを見ると自分は胸が苦しくなりました。これはつまりこれだけの人数の人間が、、、ということが想像できるからです。自分たちが思っている以上に多く感じました。

また、食器などはユダヤ人が移動するときに、新しい世界で、、、というある意味希望もあったりしました。がしかし、到着する場所は絶望の世界であるという期待が打ち砕かれる点もつらく感じます。

こちらは処刑場。銃跡があります。

後半には毒ガス室があります。どうやら彼らは髪を剃った後、身体をきれいにしなさいと石鹸を渡され、建物に入り、部屋でまとまった人でシャワーを浴び、、、毒ガスが注入されたようです。

毒ガスを行き渡らしやすいようにしたり、おそらく身体に毒ガスが付着しにくくし、処分するのを楽にするためだったのでは?と思います。

そのあとには焼却室があります。。。なかなかつらい場所なので注意。

自分は全部回りましたが、サクサク回った関係から大体1時間半くらいで終了しました。

引き込み線

続いて、バスに乗り移動します。出発はここら辺から。

到着後、こちらも同じチケットを見せればOKです。

これが有名な線路。集められたユダヤ人たちがたどり着く終点がここになります。で、降りた後すぐさま選別される形です。

やった!着いた!と思って出たら、こういった絶望の世界。

おそらく中はこういう感じだったのでしょう。狭い。

ここは宿泊施設だった気がします。

ここには住居があったり、焼却施設などありますが、基本的に破壊されています。

ここも敷地として規模が大きく、1時間くらい滞在。その後、アウシュビッツに戻り、クラコフへと戻りました。

アウシュビッツからクラコフへ戻るバスはシーズンによって異なりますが、自分は18:15のものに乗りました。結構混みあうので乗れないリスクを考えると、最終便は避けた方がいいかもしれません。

まとめ

ということで、世界一周で行きたかったアウシュビッツ・ビルケナウ収容所の話でした。

世界一周というと絶景だったりすることが多く、アウシュビッツはそうではありません。がしかし、一度は行くべき世界遺産でしょう。

ちなみに、後日あうポーランド人にアウシュビッツ行ったんだ!と言ったら、すごいな、ポーランドから遠く離れた日本人がその施設のことを知っていて、行ったなんて。と。

話を聞くと、ヨーロッパの国の人の中には、その出来事は知っているがヨーロッパで起こったとは思っていないという風に思っているひともいるんだとか。

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