こんにちは、世界一周しているほしけんです。
自分は基本的に日本でも海外でもキャッシュレスが好きで、現金払いは嫌いです。
しかしながら、海外を旅行していると先進国であろうが、新興国であろうが現金が必要となってくるときがあります。
世界では経済大国の1つである日本も先進国ですが、現金派が多いのではないでしょうか。
ちなみに、先日フィンランドのヘルシンキの空港に到着したとき、
空港の両替所には「日本に旅行ですか?日本では現金払いが70%を超えています!!※細かい内容は覚えてない」
のような広告がありました。
話は長くなりましたが、自分のブログでは両替手数料(キャッシング手数料)を少なく、もしくはゼロになるように
みなさんの海外キャッシングにおける手数料無料銀行について情報をまとめています。
ですが、海外旅行において常にATMがあり、両替がうまくいくとは限りません。
また、多く現地通貨を引き出してしまったので、米ドルやユーロに両替したいということもあるでしょう。
今回は両替所を使った両替についての考え方について紹介していきます。
両替にかかる手数料は「スプレッド」と「コミッションフィー」の2つ
両替をするときにかかる手数料は「スプレッド」と「コミッションフィー」の2つになります。
では、この2つについて解説してきます。
コミッションフィーとは
コミッションフィーとは、両替したときにかかる手数料の1つです。
この手数料は、イメージ的に取引手数料という感じです。つまり、取引した場合にかかるものとなります。
しかしながら、この手数料は払わなくてすむ方法があります。
例えば、コミッションフィー1%であれば、1万円の両替をした場合、100円手数料として徴収されるイメージです。
両替所によっては、最低〇〇円手数料を徴収しているところもあります。
自分が最近経験したのは、バングラデシュのダッカの空港です。あそこはどんな金額両替しても最低数百円かかるという感じでした。
このコミッションフィーを支払わない方法が「コミッションゼロ(Comission 0%)」のところを選ぶことです。
上の画像には小さいですが、右上にNo Commissionって書かれています。
場合によっては書いていないこともありますので「両替前に聞く」か「両替したときの受け取る金額から計算する」ことで回避できます。
これは確認することで払わずに済みます!!
スプレッドは価格差のこと
プレッドは、とにかく”左”が”大きいやつ”を選ぶ。
スプレッドというのは、両替時必ずかかる手数料です。こちらは先ほどのコミッションフィーのように回避することはできません。
スプレッドというのは「価格差」という意味ですが、実際のものを見たほうが分かりやすいので見ていきましょう。
このようなものを見たことがあると思います。これにスプレッドが書かれています。
一番上のアメリカ$には、”87.20”と”88.20”と書かれています。残念ながらジョージア語なので読むことはできません。
細かい話はしますが、現地通貨に両替するときは
『左側が大きいところ』を選ぶことが重要です。
というのも、左は1ドルを払ったとき受け取れる現地通貨の量だからです。
そのため、現地通貨に両替したい場合は、左が大きいほど受け取れる量が多くなるということです。
逆に、右側は1ドル受け取るときに必要な現地通貨です。この場合は、払う現地通貨が少なければお得に両替できるので、数字が小さいほどいいのです。
もし右と左が逆になっていても、数字が小さいほうが「現地通貨に」両替するときのレートって覚えておけばOK
スプレッドとは
さて、ちょっとスプレッドについて細かい話をしておきます。
さきほどのと87.20には、数字的に差があるのが分かると思います。差は88.20-87.20=1。
この1という数字がスプレッド(価格差)になります。
両替所というのは、このスプレッドで儲けていると考えましょう。というのも、基本的に通貨のレートはこの87.20と88.20の中間にあります。
それに手数料であるスプレッドを上乗せして、両替しているのです。
例えば、上の例で行くと1/2=0.5。つまり、87.20+0.5=88.20-0.5=87.70が現在のレートです。
現在レートで両替できれば、1ドル=87.70ソム(キルギスの通貨)が受け取れます。
しかし、この両替所では1ドル=87.20ソムですから、1ドル払うと87.20ソム受け取ることになります。
つまり、この1ドルに対して0.5ソム(0.8円くらい)が両替所の利益ということになります。
逆に現地通貨からドルに両替するときも同様。
現在レートであれば、87.70ソム=1ドル受け取れるはずですが、両替所のレートでは88.20ソム=1ドル。
なので、0.5ソム多くドルに両替するのに払う必要があるということです。
自分はちょいちょいキャッシングで多く引き出す(桁を間違える)ミスが多いので、ドルとかユーロにしてます。。。泣
旅行するならドルか、ユーロをもっていこう。
さて、海外旅行時持っていくべき通貨としては、圧倒的ドルです。次にユーロ。
日本円は、、、持ってかなくていいです。
要は通貨のレートというのは、みんなが欲しいランキングの順位ってわけです。
みなさんの目の前に、米ドルとその他通貨がもらえるとして、どれを選びますかという話。
上の画像は、沿ドニエストル共和国という未承認国家の通貨の画像です。自分は持っています。
未承認国家というのは、ほかの国から国ではないと認められていない国です。しかし彼らは自国通貨を発行しています。
国として認められていない国の通貨は、世界的に見て通貨としての価値はありません(しかし、通貨として価値はなくともコレクションとしては価値があります。別の話です)
基本的に、世界で通用度が高いのが、ドル。そして、ユーロって感じです。ほかの通貨は正直微妙です。
しいていうなら、ヨーロッパに近い国ではユーロのほうが人気がある傾向にあります。
スプレッドの細かい話
最後にスプレッドの細かい話をします。
上の画像では、米ドル、ユーロ、ロシアルーブル、カザフスタンテンゲなどが乗っています。
スプレッドで見れば、米ドルとユーロが1で、ルーブルが0.08、テンゲが0.071というのがわかります。
え、スプレッドって小さいほどいいんですよね、ならルーブルやテンゲで両替するのがいいのでは?って思った人は、ちょっと違います(ここではテンゲは置いておきます)
このレートは、1通貨あたりのレートです。国によって1通貨というのは違います。
1ドル=150円、1ユーロ=160円、1ルーブル=1.7円のようになります(いちいち日本円に換算しなくても、上の数値から現在レートが分かればそこからでもわかります)
例えば、ドルの場合、150円に対して1のスプレッド、ユーロの場合160円に対して1のスプレッド。
ドルとユーロどちらにしても手数料であるスプレッドは同じ。なので、手数料率で考えればユーロのほうが低いということです(1/150と1/160)
90ルーブル=1ユーロと考えてみます。ユーロのスプレッドは1です。しかし、ルーブルは、0.08×90=7.2となり、1と比べればかなり大きい数値というのが分かります。
まとめれば、スプレッドと通貨のレートの割合で考えれば、ユーロ(手数料率1.0%)、ドル(1.1%)、ルーブル(8.5%)の順でお得に両替ができます。
改めて考えると、ドルが世界では一番強い通貨なのですが、キルギスではユーロのほうが価値がある(需要が高い)ということがわかります(手数料少なくても欲しいということだから)。意外ですね。
なので、「スプレッドが小さい」=「お得に両替できる通貨」ではないということです。
ま、左が大きいところを選ぶ!でOK
まれに異常値もある
再度同じ画像を乗せてみました。途中でおいておいたテンゲについてです。
このテンゲのレートは異常値なのです。
実は国境で0.195/0.205だったのに、街中で0.134/0.205というもの。
おかしいと思いませんか?
自分が知る由もありませんが、このキルギスにある両替所はカザフスタンテンゲはいらねぇって言っているようなものです。
もしキルギスソムに両替したいなら、めっちゃ悪いレートだけどな!みたいな感じです。
ここからは自分の個人的な想像ですが、キルギスソム→カザフスタンテンゲにするときは国境とレートが同じ。
どうしてかと考えれば、もし0.16とかであった場合キルギスソム→テンゲにして、国境に行って、0.195でテンゲ→ソムにすれば0.035儲かるからです。
具体的な数値で言えば、16キルギスソムを0.16のレートでテンゲにします。つまり、100テンゲ受け取ります。国境で100テンゲを0.195でソムにすると、19.5ソム受け取れ、+3.5ソムということ。
それを避けるためにそうやっているということかなと推測します。
海外キャッシングの手数料率は?
あくまで1つの両替所の手数料率は、1.0%(ユーロ)でした。
では、海外ATMでキャッシングした場合はどうかというと、0.14%です。
「(セディナカードのキャッシング時の金利18%)×(最短3日の返済)/365日」で求まります。
ま、セディナカードによる海外キャッシングの手数料がいかに安いかってのが分かりますね。
これは本来年利18%のところを3日で返済できているからです。
両替のまとめ
両替をするときの考え方をまとめておきます。
- キャッシングを優先的に利用しましょう。
- コミッションフィーがかからないところを選びましょう。
- 左側の数字が大きいところを選びましょう。
まとめれば、こういう感じです。
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