サラーム、世界一周をしているほしけんです。
イランのテヘランから夜行バスでシーラーズに来ました。
シーラーズというとピンクモスクとペルセポリス、シャーチェラーグ廟が有名です。
自分はピンクモスクはどこかの雑誌で見かけていってみたいなーと思っていました。
いったら、まー豪華なことか。ぜひともいってほしいところですね。
ということで、今回はステンドグラスの光が美しいピンクモスクと世界遺産のペルセポリス、そしてシャーチェラーグ廟を紹介します。
ピンクモスクと世界遺産のペルセポリスとシャーチェラーグ廟
ピンクモスクとシャーチェラーグ廟はシーラーズ中心部にあり、ペルセポリスはシーラーズから車で1時間ほどの場所にあります。
そのため、この3か所を1日で周ることは普通にできます。
ピンクモスク(Nasir al-Mulk Mosque)
ピンクモスクの名前で有名ですが、正式な名前はNasir al-Mulk Mosque(ナジルアルムルクモスク?)です。
入り口はここで、入場開始は朝8時となります。入場料は100万リアル(300円)
自分は8時ちょっと前に着きましたが、ほかに2人組のひとがいたくらいです。このモスクは8-9時くらいに来ることをオススメします。
中に入ると美しい庭があります。これだけでも美しいのですが、ピンクモスクの見どころはやはりこちら。
朝の時間帯は東からの太陽光が入り、ステンドグラスを通し、モスク内を美しく照らします。
逆に午後になると西に太陽が移動するため、このようなステンドグラスの光の投影は見ることができません。これが朝にピンクモスクに行くべき理由です。
という感じで美しいステンドグラスの光を堪能します。時間がたつとほかの人もぞろぞろと集まってきますので、やはり早い時間がいいかもしれません。
ところで、ピンクモスクと呼ばれる所以は、モスクがピンク色をしているかららしい。また、ローズモスクとのいわれるらしい。
確かに、模様にはピンクがちょいちょい使われていますね。
ウズベキスタンのサマルカンドに似ているなーと思うのですが、やはりピンク色は違う気がする。ウズベキスタンは白っぽかった。
確かに、この天井の模様からはピンク色って感じが理解できますね。それにしても、この模様は細かいな。
シーラーズの廟(後述)と呼ばれるところに行ったときにガイドが「ピンクの光をつかっているのは、虫よけのためでもあります」的なことを言っていたんですが、それも関係あるのかなぁと思ったり。
ほとんどの人が行かないと思いますが、中には水の貯蔵庫があり、牛が引っ張ってくみ出すというところもあります。
という感じで、ピンクモスク自体は写真を撮ることが主になるのかなぁと思いますので、時間的には30分もあれば十分でしょう。
自分はシーラーズでのんびりしていた関係もあり、別日にしましたが同日でペルセポリスに行くことも可能です。
世界遺産ペルセポリス
世界遺産のペルセポリスは、シーラーズから1時間くらいの距離にあります。なので、日帰りも可能です。
調べると、公共バスで最寄りのマルヴタシュトという街までバスで行き、タクシーに乗っていくこともできるらしいです。
自分はホステルに泊まっていた人たち2人と、ホテルで手配してもらった往復のタクシーで行くことにしました。出発は11時、料金は1人5ドル(750円)でした。
1時間くらい車で行くとペルセポリスに着きます。入場料100万リアル(300円)。
イランの入場料って大体300円というお手軽価格なんだよな。しかも、世界遺産で。
ただこの法則がのちの観光地で、え、これで300円なら行かない現象が起こるんだけど。
ペルセポリスというのは、アケメネス朝ペルシアの首都として栄えた都市です。中には、倉庫などがあったという記載があります。
この都市はのちにアレクサンドロス大王として知られるマケドニアによって滅ぼされたということ。
この雰囲気を見て思うことは何でしょうか。そうです、なんかギリシャに似てね?ってこと。
ペルセポリスという名前も、ギリシャの言葉なんですね(どういういきさつなのかは知りません)
知識がないと観光って難しいなと思わされます。。。
指定の時間になったらドライバーが迎えに来ました。ペルセポリスのレストランのジェラートは街中と比べてかなり高いそうです。
ナクシェ・ロスタム
ペルセポリスのあとはこちらに連れてかれました。
うーん、なんか見覚えが。ここは王のお墓なんだそう。こちらも入場料100万リアル(300円)
なので、みんな「ここは入らなくていいでしょ」とすぐさまタクシーに戻りました。
あとヨルダンに行ったことがある人たちだったので、似ているなーと言っていました。
実はこのあともう一つ行く予定だったらしいのですが、ドライバーが行かずにホテルに直帰となり14時くらいにはホテルにいました。どこに行く予定だったんだか。。。
結果として3時間で観光ツアーは終了したということですね。
シャー・チェラーグ廟
自分はこちらも別日に行きましたが、ペルセポリス行った日の夜に行くことで同日で回ることができます。しかも、中心部から歩いていける距離です。
この建物はシャー・チェラーグ廟(びょう)と言います。廟とは、死者を祭る施設ということで、ムハンマドさんとアフマドさんが祭られています。そんな場所です。
入場料は無料なのに、外国人専用ガイドが一緒に来て案内をしてくれます。まーよくもこの時間に。私は国際ガイドです的なタスキをつけてる。
ちなみに、一眼カメラは預けることになります。カバンなども預けることになる可能性があるので、身軽で行った方がいいです。
収められている部分がここの建物。とてもなかはきらびやかですね。
この土を固めた石のようなものは、、、ガイドの人に教えてもらいましたが忘れました。
廟へ行くときは注意をしてください。
今更なのですが、この廟は注意が必要です。
ガイドの人が教えてくれましたが、ここ数年の間で、この施設に数回イスラム国による銃撃のテロが起こっています。それにより死者も出ています。
(2022年)10月26日、シーラーズ市のシャーチェラーグ廟において、銃撃事案が発生し、31日までに少なくとも13人が死亡、19人が負傷。同日、イスラム国が犯行声明を発出
イラン・シーラーズにおけるテロ事件について(外務報道官談話)|外務省 (mofa.go.jp)、イラン霊廟で銃撃1人死亡 「イスラム国」のテロか – 産経ニュース (sankei.com)
という場所であることは、よく理解していくことにしましょう。
この2回のテロは週末にかけて起きています。イスラム教の週末は金土で、特に金曜はお祈りに来る人が多い曜日です。
当然ですが、より被害を出すために、効率的に攻撃するためにということは攻撃側は考えています。
そういった日は避けるのが無難かなと思いますし、もちろん別の曜日も含め警戒した方がいいです。(偶然かもしれませんが、昨年のパレスチナによるイスラエルへのテロも土曜日という週末でした)
この件についてガイドの人が説明してくれたのですが、納得できる点もあれば、そうなのか?断言できるのか?って思う点もありました。
例えば、イスラム国は裏でアメリカが操っている。という主張。
これを断言していましたが、本当にそうなのでしょうか。もちろん、自分は知識も浅いので、本当かどうかわかりません。
が、断言するほどの確証があるとも思えません。この件に限らずイランではアメリカ(資本主義)を敵視しすぎている、国民をそう思わせるようにしている感があります。
と言いながらも、国民はVPNを駆使して、海外の情報を得たり、本来規制されているYoutubeなどを利用しているのも事実であり、国の考えと国民の考えがずれているような気も感じざる負えません。
知識のある日本人のかたと一緒にここに来たのですが、彼の見解的にはなぜここでテロが起こるのか、対象にされるのかということについて、こういう理由(ガイドの人の説明とは違う)からなのではないかと言っていました。
内容的にはぼかしますが着眼点的に、なぜイスラム教の組織が、イスラム教の国であるイランのこの施設を攻撃するのか。
ってところでしょうか(自分にはこの理論のほうが納得させられ、その後のイラン旅行はそういう目線で旅するようになりました)
もちろん、我々は日本人であり、イスラム教徒ではありません。そのため、深い知識は彼らよりもないでしょう。
しかし、ガイドの人の説明にも疑問符が残ってしまったのも事実なのです。
彼女の本音なのか、それともガイドとしてこういうように言われているのか。。。
しかしながら、テロという行為自体は全く正しい行為とは思いませんので、そこらへんはあしからず。
まとめ
ということで、シーラーズきたら行きたい観光スポットであるピンクモスクと世界遺産のペルセポリス、そして、シャーチェラーグ廟でした。
シーラーズは観光面としても面白いし、生活面としても面白い街だと思いますのでぜひとも行くべき街ですね。
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