サラーム、世界一周をしているほしけんです。
イラン滞在もまもなく終了。イスファハーンからテヘランへ移動し、そのまま空港に向かいます。
ということで、イランのイスファハーンからテヘランのバス移動を解説します。
イランのイスファハーンからテヘランのバス移動
イランのイスファハーンからテヘランの距離は440kmで、時間にして4.5時間程度となります。
がしかし、自分が利用したときは6時間かかりました。やはり、夕方の時間帯だったため、車が多く渋滞が発生していたのでは?と思います。
【イスファハーン→テヘランのバス移動】
— ほしけん🇯🇵世界一周かんりょ! (@freetravel_guy) December 16, 2023
💰160万リアル(480円)
⏰14-20
🚍イスファハーンhttps://t.co/WpQT2wJqVF
テヘランの南バスターミナルには近くまで行きましたが、直接ではないので、ここで降りたいって言いました。
イスファハーンでチケットを手配。
イスファハーンのバスターミナルは、中心街から離れていますが、メトロがあるので簡単にたどり着きます。ありがたい。
イスファハーンのバスオフィスも困ったことに、各々離れていていちいちテヘラン行きのバスありますか?って聞きまわる必要があります。
まぁ、親切にもあっちだ!って教えてくれます。
そんな感じで各社聞きまわり、14時発の160万リアル(480円)のチケットを購入。ここでも、時間がかみ合わず、数時間待つことになります。。。
伝説のイランピザの調理工程が明らかに。
やや遅れて、テヘランに到着。
自分はテヘランに着いた後、空港に行き、イランを去る予定です。
とはいえ、出発の便は翌日の早朝なので多少遅れたところで全く問題なし。夜に街を歩くのが嫌なだけです。
と思っていましたが、これが原因でトラブルが発生し、ありがたい経験ができたのも事実です。
途中の食事休憩で、暇を持て余していたところ、現地のおじさんが買ったポテトチップスを分けてくれました。
ってこんな感じで、テヘランに着きますが、どうやらこのバスはサウスバスターミナルではなく、どっか別のバスターミナルへ向かうらしい。
もしかしたら、アルメニアから来たときに利用した北のバスターミナルかもしれませんね。
ってことで、運転手に「ここで降りたいんだ!おろしてくれ!」ってお願いし、無事サウスバスターミナルらへんで降ります。
イラン最後の食事なわけですが、そういえばこういった串焼き食べてないなーって思い、駆け込みます。
空港までのメトロ料金分は残して「これで最高の組み合わせてよろしく」とおじさんにお願いします。
おいしくいただいて、メトロで空港を目指します。
え、空港行きのメトロが終わっているだと!
メトロに乗って(チケットを買おうとしたら、スタッフがおらず、改札のおじさんにお札を奪われ募金箱にぶち込まれて入場)、空港に向かいます。
空港に向かう場合、途中で乗り換える必要があります。
で、乗り換えようと思っても、どこが乗り換え場所かわかりません。と、駅の係員がいたので「空港行きたいんですけどーどこですか?」って聞いたら
「空港行きのメトロは今日はもう営業終了しているよ」と。
なにーーー!!!そんな。。。さっきの串焼きでお金もしっかり0リアルにした状態で、両替所も基本ないイラン。
どうすれば、、、「そんなー、もうお金ないよー」とぽっつといったら。
おじさんがポケットから「これを使ってくれ。これで空港までのタクシーが乗れる。ちょっと余分に追加しておくな」と。
自分はいやいやそんな、受け取れませんよ。といっても、おじさんは「受け取ってくれ」と一点張り。
イスラム教には「旅人に優しくしなさい」という教えがあります。
自分はざっくり勉強した程度ですが、砂漠の多い地域がイスラム圏が基本です。そのため、過酷な状況の中、ラクダなどに乗り、長期的に旅をする必要がありました。
おそらく、ここから旅人に対しては親切にしなさいという教えが来ているのでしょう。
現在では技術の発展により、同じ状況とは言えませんが現在にも教えが残っているのはすごいことです。
彼には自分が本当に困っている旅人で、救わねば!と思ったのでしょう。
こういった面を見るとイスラム教ってイメージ悪いですが、本当はこうなんだよーって思いますね。
長らくイスラム圏を旅していて感じることは、過激派の人が恐ろしいのであって、一般の人は親切で優しい人が多いです。
メディアでは過激派の映像ばかり見かけることでしょうけど。まぁ、メディアもなーんも起こってない日常の映像は流さないでしょうし(日本でもそうでしょ?)
イスラム教を考えていて、考えの大元はなにかというと「ひとを大切にすること」なんではないかと思っています。
今回の旅人に対して親切にするってのもそうですし、ヒジャブなどと呼ばれる女性の衣装というのは女性を守るためでもあります。
また、現在においては賛否は分かれますが、女性が外では仕事をしないというのも守るため、肉体労働をさせないようにするためなのではないかと思っているんですね。
その考えが極端になると、過激派と呼ばれるようになるというわけ。
おじさんのやさしさに感動。イランって本当に旅行者に親切な国なんだな!これは日本、いや、世界にもイランのすばらしさを伝えないとと思い、お金を受け取ります。
で、駅の外にあるタクシー乗り場へいくと「その金額じゃ乗せられない」と。
えー、と駅に戻り、改札窓口に空港までのタクシー代(ぼったくろうとしてるんですけど)高いです。。。と話したら、駅員さんと話してて時間的に台数が少なくこの料金なんだと。
通常は30kmくらいある距離を、30万リアル(90円)で行けるらしい。それはそれですごいが。
ということで、タクシードライバーと交渉し、おじさんから受け取った魂のリアルと自分が持っていた10ドル紙幣を合算して、空港まで乗せてくれることになりました。
とはいえ、約1600円で30kmもタクシー移動できるのはすごいな。
一応お金ないって言ったじゃないか!ということに対しては、イランのお金を持っていないのであって、本当にドルもない文無しなわけありません。
だからお金を渡そうとしてくれた時に、大丈夫ですと言ったんです。
日本でも外国人から日本円使い切ったから、ドル払いでOK?はなかなかOKにならないでしょう。
そのため、自分もうーん、これではタクシー乗れないぞ、お金ないぞといったわけです。
しかしながら、おじさんのリアルのおかげで自分は空港にたどり着くことができました!本当におじさんありがとう。
おじさんのおかげでイランって素晴らしい国なんだって、オススメしたい国になったよ。
まとめ
ということで、かなりのトラブルをイランの人のやさしさで解決してしまうという、イランのイスファハーンからテヘランのバス移動でした。
いち旅行者として、こんな風に旅行者を受け入れてくれる国があるだろうか?と考える。いや、確かに自分は似たよな経験はある(もちろん、その件も本当に救われた)
が、ここまでピュアに困っているお前を救いたいんだ!というおじさんは初めて出会った。まして、今日であった、事前に調べていないで電車に乗れなかった人間にお金をあげれられるだろうか?
そんな素晴らしいイラン滞在最終日でした。ま、このあと空港の検査員が態度悪すぎてイラっとしましたが。
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